クロールの泳ぎ方のコツ|クロールのストロークについて
更新日:2019/05/08クロールは最もポピュラーな泳ぎ方で、
平泳ぎとともに多くのスイミングスクールやスポーツクラブでクロールが一番始めに教えられます。
指導される過程で意外と簡単に泳げるようになってしまうものですが、
プロのクロールとビギナーのクロールを比べるとフォームの滑らかさやキレイさの違いは明らかに見えてきます。
その違いは主にストロークの違いからですが、ストロークとは一体何でしょう?
クロールのストローク動画
「エントリー」「キャッチ」「プル」「プッシュ」「フィニッシュ」「リカバリー」を動画でよく理解しましょう。
水泳クロールで速くなる方法?腕の軌道とは?
水泳アテネオリンピック代表森隆弘氏
ストロークとは?
左右の水をかく動作のこと
このストロークには種類や動作の名前も付いています。
ストロークの種類
クロールのストロークには、
- ストレートプル
- C字プル
- S字プル
の3種類がありますが、基本的に使用されるのはほぼ全てがS字プルになってきます。
ストロークについて
クロールのスピードの根源は両手の使い方にかかってきます。
つまりストロークでクロールのスピードが決まってしまうということです。
その中でもストロークの動作を分解すると、
「エントリー」「キャッチ」「プル」「プッシュ」「フィニッシュ」「リカバリー」の6つに分かれます。
エントリー
水中へ手が入る瞬間、水面下斜め前方へ指先を伸ばして突き出します。
そして水中に入って、その後に前方に伸ばせば伸ばすほどエントリーが長くなって良いフォームになるのです。
キャッチ
エントリーした手を下に動かし始め、手のひらで水を下に押すイメージで動かしましょう。
この動作で水をしっかり捕まえて推進力を生み出すのです。
プル
手の平を後方へ向けて水をかきます。
クロールにおいて「プル」から「プッシュ」にかけてが一番重要な要素になってくるので注意しましょう。
肘を少し曲げて、キャッチした水を胸の下へ引き寄せてくるイメージをします。
ひじの角度は90度より少し広いくらいがベストフォームです。
プッシュ
手がおへその下を通るくらいから、プッシュの動作に移行しましょう。
手の平を後方に向け、太ももの外側方向へ水を押し出すようなイメージで動かします。
フィニッシュ
手が太ももに触れるくらいからがフィニッシュになります。
リカバリーへ向けての肘、前腕、手の順番に水面上へ抜きあげていきましょう。
リカバリー
リカバリーは前腕や手より肘が高く上がったまま行うのが原則になります。
腕をできるだけリラックスな状態にさせて、無駄な力が入らないように心がけましょう。